
Q & A
2021年度
1.総合科学部全般のこと
Q.
・徳島大学の総合科学部と他の大学の学部との違いや強みがあれば教えてください。
・学部・学科の特色について,他校にない特色は何ですか。
・他の大学にはない素晴らしい特徴はありますか?
徳島大学は,徳島県の行政機関,博物館・図書館などの文化施設などと連携するプロジェクトを数多く推進してます。地域社会のつながり,密度の濃い相互連携など,地方都市特有の課題解決に挑戦する経験を身近な問題・課題として,地域と一緒になって考えるローカルな視点を学びます。
また一方で,ローカルな視点から見出された課題から国際的な課題へと展開するグローバルな視点へと展開することもできます。ローカルからグローバルまで幅広い学びの機会が用意されています。総合科学部の強みを,以下のとおり簡単に紹介させていただきます。
・高校における総合的学習の延長・発展として,科目横断的な勉強ができること。
・コース分属が2年生の初めなので,進路選択をじっくりと考えることができること。
・留学補助制度が充実しており,留学した場合でも4年で卒業することが可能で,徳島大学独自の給付型奨学金制度があること。
・フィールドワークなど豊富な実践型科目,地域と密接に結びついた授業と就職先があること。
・公務員就職率が高いこと。
Q. 総合科学部での一番の地域,社会的問題は何だと考えていますか。
「課題先進県」徳島県が抱える多くの地域課題の中でも,少子高齢化や人口減少,それに伴うコミュニティの衰退等はとくに大きな対応課題と考えています。
各専門分野の視点,また総合的・学際的な視点を踏まえ,「住み続けられる(安全で快適な)まちづくり」の実現に向けての方策を考え,提言すること,またこうした課題の解決に貢献できる実践人材を養成することは,総合科学部の重要な使命であると認識しています。
Q. 貴校に入学後,大学生活に入るにあたり,あらかじめどのような本を読んでいたらよいですか?
総合科学部では,学生さんご自身の興味・関心に合わせて幅広い学びを選択できますので,気になった本をたくさん読んで,ご自身の教養を深めていただければと思います。
なお,徳島大学附属図書館では,『 新入生にすすめる私のこの一冊 -徳島大学の教職員が推薦- 』 として,以下のとおり紹介していますので,よろしければ参考にしてください。
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/pub/watashi/index.html
Q. 学部の雰囲気,様子を教えて下さい。
部の雰囲気等を感じていただくための動画を特設サイトにアップしましたので,是非ご覧ください。
Q. 在校生で徳島県出身は何割程でしょうか?
現在の総合科学部在学生のうち,徳島県出身者の割合は約48%です。
Q. 寮から通いやすいですか。
女子寮の一つは,徳島大学常三島キャンパスのすぐ近く(徒歩数分)にありますが,男子寮ともう1つの女子寮は徳島市城南町にあり,自転車15分ほどの距離にあります。
晨鐘(しんしょう)寮(男子寮),藍香(あいか)寮(女子寮) 徳島市城南町1丁目
友朋(ゆうほう)寮(女子寮) 徳島市中常三島町2
なお,寮の収容 定員は少ないため,自宅外通学者はアパート・マンションに住んでいる学生が大半を占めます(詳細は大学案内108ページ)。
Q. コースや研究室の希望が受け入れ人数より多かった場合どうやって決めているのか知りたいです。
希望するコースや研究室に偏りができた場合には,大学での成績等を参考にする他,必要に応じて,学生との面談を実施して決定します。
Q. 南海トラフ対策はされていますか
津波避難場所は常三島キャンパスの近くにありますか
南海トラフ地震への対応は,徳島大学でもっとも重要なリスク対策の一つです。常三島キャンパス内の複数の建物が津波避難場所にしてされており,非常食等の備蓄も行っているほか,定期的な訓練も実施しています。
Q. 兄弟で奨学金を受けることは出来ますか
家計基準,学力基準等を満たしていれば,兄弟で受給することも可能だと思います。詳細は,学生支援機構のHPで確認してください。
Q. 商業高校で学んだことを活かすことはできますか?
可能です。多く分野を横断的に学ぶ総合科学部では,より幅広い知識が必要となります。そのため,商業高校で学んだ知識が役に立つ場面もあると思います。
Q. 学費はどれくらいですか?
総合科学部オープンキャンパスの特設サイトに掲載していますので,ご確認ください。
https://www.opc.ias.tokushima-u.ac.jp/
2.授業・研究のこと
Q. 大学での具体的な勉強内容が気 になります!
総科では,かなり幅広い分野から,自身の興味・関心に合わせて学ぶ内容を選択することが可能です。もし具体的に学びたい分野があれば,ご連絡いただければ,その分野についてどのような学びができるか,相談することも可能です。
Q.授業の人数を教えて下さい。
授業は,数人規模のものから100人以上が受講するものまで様々です。一般的には,1年生のうちは,教養科目や必修科目等で比較的大人数の科目が多く,学年が上がる
につれて ,比較的少人数の科目が増えてきます。
Q.
・1週間の時間割を教えてください。
・時間割を教えてください。
時間割は,各学生が受けたい科目を選択して,自分自身で組み立てて行きますので,学生によって時間割が異なります。総合科学部では,多くの科目は1科目90分で,日によって,1~4科目程度を受講することになります。 選択のしかたによっては,授業が無い曜日ができることもあります。
Q.実験や実習,フィールドワークはどのくらいありますか。
コース別で授業や実習,研究の内容を具体的に教えてほしいです。
また,実習や研究での成果とかがあれば教えてほしいです。
【国際教養コース】
国際教養コースには,実践的な外国語の授業があり,そのなかにはコンピューター・プログラムやコーパスを用いた言語分析の授業もあります。
また,語学以外にも歴史・文化・思想・文学など幅広い分野の授業を,国内外出身の教員が担当しており,その中にはさまざまな地域での留学や在外研究の経験を持つ方もいます。こうした授業で知識とスキルを身につけた学生の中には,在学中に合格率2割台の日本語教員試験に合格された方や,同じく在学中に青年海外協力隊員として採用され,卒業後に派遣された方もいます。
その他に,カルチャーラウンジでの留学生との交流など,国際教養の教員や学生が中心的な役割を担っている活動があります。
【心身健康コース】
心身健康コースでは,心理学,スポーツ健康科学に関する多くの実験・実習が開講されています。
(心理学分野)
臨床家養成に関する実習「心理実習」という授業では,学部3年から4年にかけて, 保健医療,福祉,教育,司法・犯罪,産業・労働の幅広い分野の学外実習施設にて,実際に心理職(公認心理師や臨床心理士)の指導も受けながら,公認心理師の役割を学ぶことが
できます。
(スポーツ健康分野)
総合科学実践プロジェクトC実習(心身健康維持)では,徳島ヴォルティスとの連携で,スタジアムマネジメントについて実習を行い,企画提案をする実習となっています。
【公共政策コース】
公共政策コースでは、政治学、法律学、経済学、経営学といった社会科学の分野を専攻する教員が所属しています。社会科学の分野においては、概念という装置を用いて研究者が自らの頭の中で理論を構築し、それを基に世の中で生じる様々な事象を分析しています。学生は、これらの分野の講義を受講するとともに、自らの関心のある分野のゼミに所属し、研究活動を行うことになります。ゼミでは、専攻分野の文献を読んで議論を行ったり、企業や行政官庁を訪問するなど、様々な活動が行われています。
大学卒業後の学生の進路も様々であり、公務員や金融機関だけでなく、法科大学院に進学したり、公認会計士試験や税理士試験に挑戦する学生もいます。最近は、アナウンサーになった卒業生もいます。公共政策コースの教員がどのような研究成果を公表しているかについては、大学のホームページを参照してください。
【地域創生コース】
地域創生コースでは,それぞれ関連しあった「地域社会」「地域文化」「情報・表現」という3つの学修モデルを想定しています。「地域社会」では地理学・社会学・都市計画で用いられる空間情報データ分析や社会統計分析,「地域文化」では歴史学や人類学で用いられる古文書資料分析や現地調査(フィールドワーク),「情報・表現」では,情報学やアート分野で用いられるプログラミングや絵画表現を学ぶことができます。
研究や実習の成果は,LEDを使ったアート作品(徳島大学助任ワンダーランド)や世界農業遺産登録支援(にし阿波の傾斜地農耕システム)といった地域貢献活動に結びついています。
Q.将来,スポーツに関わる仕事をしたいと思っています。心身健康コースではスポーツに関わるどんなことを研究,実践していますか?詳しく知りたいです!
心身健康コースの先生方の研究内容の一例を,以下のとおりご紹介します。
身体活動時の酸素消費·供給メカニズムの解明,ヒト組織の酸素動態の特性,高齢者向けの運動プログラムの開発,地域スポーツクラブにおける利用住民による事業評価システムの開発,地域における健康・体力づくり事業のコミュニティ・デザイン,臨床研究(スポーツ傷害とその予防, 運動器エコー),基礎研究(運動習慣による骨格筋の遺伝子変化, 肩関節拘縮の分子機構),運動のエネルギー効率に関する研究(エネルギー効率, 長距離走, 自転車運動) ,実力発揮に有効な身心の自己調整法 (身心の自己調整, 積極的休養, 自律訓練法, ストレス・マネジメント, 水難救助活動)
Q.私は公認心理師を目指しているので心身健康コースに進むことを考えているのですが,スポーツが苦手でも大丈夫でしょうか。
スポーツが苦手でも,心身健康コースに進んでいただくことは全く問題ありませんので,安心して心身健康コースを目指してください。
Q.臨床心理学とはどういうことですか?
臨床心理学の臨床とは,病の床に臨むということで,心理学とは心を科学的に研究する,ということです。これらを合わせると,精神疾患になりやすい人もしくはなった人(例えば,うつ病リスクの高い人,うつ病の方)に対して,彼・彼女らの精神的健康を改善するために,様々な査定,介入(認知行動療法など),地域支援などを行っていく学問領域です。
Q.どのような種類の心理学を学べるのですか。
心理学概論,知覚・認知心理学,心理学研究法,心理学統計法,学習・言語心理学,臨床心理学概論,神経・生理心理学,社会・集団・家族心理学,教育・学校心理学,心理学実験,発達心理学,障害者・障害児心理学,心理的アセスメント,心理学的支援法,健康・医療心理学,産業・組織心理学,司法・犯罪心理学,福祉心理学,スポーツ心理学 等,基礎的な科目から実践に関する科目まで,多様な心理学分野の授業が開講されています。
Q.いじめを専門に研究されいる教授の方はいらっしゃいますか?
いじめの加害行為における社会的伝播という観点で研究されている先生や,いじめの被害によるトラウマという観点で研究されている先生がいます。卒業論文でもいじめを扱ったものは多数見られますので,本学の多くの教員が指導可能と思われます。
Q.私は公認心理師の資格を取るために心理学を学ぼうと考えています。そこで、徳島大学ならではの心理学の授業があれば教えて頂きたいです。
公認心理師の受験資格が取得できる大学では共通のカリキュラムを持っており、徳島大学でも基礎心理学から臨床心理学まで、心理学の諸分野を幅広く学習することができます。とくに徳島大学の心理学の授業では、災害時の心理的支援、身体疾患を持つ方の心理的支援、マインドフルネス、心理療法へのテクノロジーの活用などについて専門的に学習できることが特徴です。
Q.スポーツ経営学を学ぶことはできますか?
専門科目として,スポーツ経営学の授業も開講しています。
Q.心身健康コースに興味があります。スポーツ分野を特に学びたいと思っていて、トレーナーに関連するような授業はありますか?
トレーナーに関わる,スポーツ科学,スポーツ栄養学,スポーツ医学に関する授業は開講されていますが,アスレティックリハビリテーションやコンディショニングなどの専門的授業はありません。
Q.心身健康コースでは、実際に運動してみたりして学んだりすることもあるのですか?
実技科目としては,コーチング論実習Ⅰ~Ⅷの8つの授業が開設されており,器械運動,陸上競技,水泳,各種球技等の指導法が学べます。
Q.公共政策コースで国際のことを学ぶのは可能ですか?地域社会のことを学ぶことが主になっていますか?
公共政策コースでは、各学生の問題意識に基づき、国際的な問題はもちろん、地域社会に関する問題について探求することが可能です。両者は密接に関係している場合もあり、その場合は国際的な視点と地域社会の視点の双方から問題を論じる必要があります。
例えば、近時問題となっている豪雨災害の問題については、森林破壊を防止し、温室効果ガス削減を削減する観点から世界各国がどのような取り組みを行うべきかが論じられなければならないと同時に、地域住民の命を守る観点からどのようなまちづくりを行うべきか、普段からどのように豪雨災害に備えるべきかが議論されなければなりません。
一つの問題について様々な観点から議論することができますので、多様な視点を持ちながら学問に取り組んでもらいたいと思います。
Q.公共政策コースと地域創生コースは似ているように感じましたが大きな違いは何ですか?
公共政策コースと地域創生コースの大きな違いは、公共政策コースは社会科学を専攻する教員で構成されている点です。政治学、 法学、経済学、経営学について講義で学び、さらにゼミで自分の関心のある分野について深く探求することになります。
公共政策コースの学生が地域創生コースの講義科目を受講することは可能であり、逆に地域創生コースの学生が公共政策コースの講義科目を受講することも可能ですので、学生は自分の関心に従い柔軟に講義を履修できます。ただし、ゼミについては他のコースの学生は受講できませんので、自分が所属したいゼミが開講されているコースを選択することになります。
Q.公共政策コースでは憲法学や法律学が学べるとのことですが、具体的にどんな法律や憲法について学べますか?
公共政策コースでは、憲法、民法、行政法、商法の講義が開講されてお り、それらの講義を受講し法律学について理解を深めることになります。また、憲法、行政法、商法のゼミが開講されており、各学生は自らの関心に基づきゼミを選択することになります。ゼミでは他の学生と一緒に法律文献を講読したり、判例研究を行うことを通じて、さらに掘り下げた研究を行うことになります。そして最後に卒業研究で、自分の一番関心のあるテーマについて論文を執筆することになります。卒業研究は指導教員と相談の上、テーマを決定しますが、指導教員によっては、消費者法、金融法、知的財産法、刑事法、労働法、社会保障法など広いテーマに対応してくれます。
その他、法律学の分野では優れた独習用教材が多く刊行されていることから、それらを利用して学生自身が自ら率先して学習することも可能です。法科大学院に進学したり、司法書士試験、行政書士試験、宅建士試験、公務員試験などに挑戦する学生は、自ら率先して法律学の勉強に励んでいます。
Q.経営はどのくらい学べますか
経営学の講義が開講されていますので、そこで企業経営について学ぶことができます。また、徳島大学では起業家を育成するための講座も開講されており、そこで実務家から実際に企業経営について学ぶことも可能です。
徳島県は女性社長率が常に全国上位を占め、学内外で起業や企業経営に関する様々な講演会や講習会が開かれていますので、それらの機会を利用するのも良いと思います。
また、神山町のサテライトオフィスを訪問して現場の人から話を聞くなど、自ら足を運ぶことも経営について学ぶ重要な機会です。
Q.政治や経済については高校で学んだことを基本にして学習する のですか?また、外国為替相場などに興味があるのですが学ぶことはできますか?
高校の政治経済の授業で学ぶ内容は、公共政策コースで社会科学の分野について勉強するにあたり基本となりますので、しっかり勉強しておいてください。
外国為替相場について直接学ぶ講義は存在しませんが、講義の中で外国為替相場について取り上げることはあると思います。例えば、輸出企業にとって外国為替相場の変動は企業の利益に大きく影響しますので、企業経営においては為替変動リスクに如何に対応するかが重要な問題となっています。また、外国為替証拠金取引についてテレビCMが多く流れていますが、大変リスクの高い取引であるため、法律学の分野ではどのように法規制を行うべきかが議論されています。このように間接的な形で外国為替相場について勉強する機会はあると思います。
Q.地域創生コースでは,フィールドワークでどのような活動を行っているのか。
地域活性化を目指したイベントや,自転車ツーリズムの研究の他,アフリカやヨーロッパ等での農業・酪農をテーマとした調査研究等,様々な活動を行っています。
